達者でナ

ロックがかっこいいとは、ブルースを白人がやったから、そこから始まったんだと思います。またクラシックを取り入れるとか、フォーク(民謡)ルーツミュージックを取り入れるとか、エスニックなものを取り入れるとか、音楽的には、温故知新的な展開で、カッコいかったわけです。

沖縄の場合は民謡が純粋な形でずっと残っていました。だから世界のミュージシャンも注目したし、沖縄民謡のテイストが、ロック的でカッコよかった。

日本の場合は民謡は明治維新以降、古くさいモノとしてしてスミにおかれ、戦後は、お国自慢のふるさと芸能として、民衆の音楽とはちょっと別物として保存されていきました。(現在はマニア以外、気軽に日本の民謡を歌える人はほとんどいません)私のおやじ世代でしたら、お酒をのむと民謡を歌う人は、まだまだいましたけど・・・

私はアジアのロックの、ひとつのカッコいいスタイルとして、沖縄のバンドのようなスタイルを思います。プロミュージシャンは、東京に集中するのは仕方ないのですが、日本中各地にもっと土着的なミュージシャンがいて、地産地消しているシーンこそ、世界に通ずる道だと思います。

三橋美智也は正統派の民謡出身の、歌謡界のスターでした。

北海道から出てきた三助あがり、カントリーでブルースでソウルシンガーでした。

太陽にほえてきました!