2020年も盛岡名物じゃいごたれ楽団をよろしくお願いします!

年頭にあたり、雑感つれづれ 昔のこと

私は昔、ロックじゃなかったら音楽は、それほど夢中にもならなかったと思います。全身全霊、人生を賭けてるからロックであって、余裕こいてる音楽は~ロックじゃねぇ~と勝手に思ってましたから(笑)。だからやめた時は、趣味で人前で歌うなんて事も、恥ずかしくてもう二度とないと思っていました。だけど今こうして趣味として、盛り上げたい気持ちでせっせとライブをして楽しんでいられるのは、ひとえに旧友たちとの再会と、ウケてくれた人達との出会いの賜物です。今は楽しんでやれています!

いろいろあって、なんとか立ち直って盛岡で生き直して行こうと思っていたところ、奇蹟です。音楽活動を再開する事になりました。じゃいごたれ楽団は私にとっては奇蹟のユニットです。小野牧夫氏は優秀なミュージシャンであり、かつパンクやブルースを経験している、真っ直ぐなテンションの高さと志の高さがあります。

思い起こせば十代の頃、歌手になりたいとか思ったことは一度もなかったけど、高校時代バンドでボーカルをやって、世界が何百倍にも広がった。その時の強烈な体験が、ちっぽけな自我を肥大化させてしまったんでしょう。バンドでプロになるとか言い出して、惨めな人生を送りました。(爆)

じゃいごたれ楽団で、やれる事は真面目にちゃんとやってみようと思っています。音楽的な高みは目指せませんが、本質的なフォーク、本質的なロック、ネイティブモリオカンとしての民(たみ)の謡(うた)を、一人の人間の生きざまとしての音楽を、小さな文芸復興として小さなお祭りを創出したいです。でもそんな小さなリアルさが、本気で楽しんでる図々しさが、広い世界のいろんな人たちに通じるものだと信じています。