世界が100人の村だったらじゃないけど、最近はこのような考え方で音楽をしています。ネット社会ですから、発信は広くできますが、実際ライブ活動は地元限定になりますし、曲作りや演奏もより深く岩手らしさを意識して行きたいからです。千昌夫さんも新沼謙治さんも「田舎者」を売りにしてたのは、そのニーズが全国にあったからです。ですからそれを今、堂々と地元で歌い継いでいければと思います!
新沼謙治さんは、当時アイドルの登竜門と言われた「スター誕生」出身で、朴訥でほのぼのした田舎者のイケメンとして「嫁に来ないか」でデビューしました。同じ頃の求婚ソングとしてはよしだたくろうの「結婚しようよ」があり、これは当時の最先端の若者の風俗だったのに対し、「嫁に来ないか」は田舎の左官屋とか農家の倅の、ウブでほほえましい、ちょっと前時代的なラブソングという感じでした。今こそ、名曲としてみんなで歌い継ぐ歌と思います!
プロとして岩手を背負って何十年も歌っている新沼謙治さんは、岩手(世界)のビッグスターです!