癒やしの山口冨士夫 atmospfere

ブックオフで見つけました。やっぱり最高です!

今聴くと、まるで環境ミュージック、癒やしミュージックです。聴いてて楽しくなるし、くつろげます。全くいい意味でのイージーリスニング。

山口冨士夫は1970年代からずっと,ロックンロールのカリスマでした。バブル前後のおめでたかった時代に聴いた時は、自堕落で危険な、不良そのものの音楽という感じで聴きました。私の中では憧れと共に、重要な緊張感そのものでした。

それが現在、全くおめでたさの無い、閉塞感の時代に聴くと、人間的であまりに人間的な、ナチュラルヴァイヴレーションそのものの、心安らぐ音楽になるのです。

時代が変わると感受性が変わるんだと改めて思いました。

選ばれし人の奏でる、ルーズできらびやかで、ピュアな音楽。仕事が終わって、夜部屋で聴いててほっこりする音楽。その辺の薄っぺらな癒やし音楽とは月とスッポンの、底辺から力が湧き出てくるような癒しの音楽。

でも危険なのは、このような音楽を山口冨士夫以外の人が演ってもだめです(笑)そこがカリスマなんです。

癒やされました。今にして思えば「村八分」も日本昔話風?の癒やしがあったような気がします。

話をしよう

グリム・スパンキーが大好きです。60年代後半のロックスピリットがビンビンにあって、それをちゃんとまじめに、独自に演奏しています。

たぶん親の好きな音楽を聴きながら育ったいい子だと思いますが、ガツンとしたパワーがあるのがすごい。(ロックって普遍的だな!)

以前FM番組で聴いたのですが、この二人は長野県の高校の先輩後輩で、生徒会長と副会長の間柄だったとか。

泣けるぜ!田園風景がよく似合う。

 

謹賀新年

コロナの時代が始まり今年で3年目を迎えました。老骨に鞭打ってアマチュア音楽活動を始めたのもつかの間、活動停止となり、ライブ活動なんて遥か昔の話のようになってしまいました。

歌は世につれと言いますが、どんな悲しみや怒りの歌でさえ、私は聞く時に人生を、社会を、信じて祝福する気持ちがないと、さっぱりテンションはあがりません。コロナ2年目の紅白歌合戦を見ましたが、今回は私が今まで見てきた中で、一番つまらなく感じました。生放送だから逆に、私自身が入り込めないのです。歌も演奏も、とても素晴らしいのに。

コロナ1年目まではまだ、歌に力を感じる余裕もありましたが~単なる年のせいならよろしいのですが(笑)

令和4年元旦の朝日を浴びながら、世界の不思議の憂いを腹にしまって

オールド寿ラベルをちびちび飲れば、聞こえてくるのは小林亜星の名曲

「人類はみな兄弟」

ダンダン♪ディダードュ♪シュビダディ~♪

 

令和どどさい節

1)どんどんさいさい どどさいさい どんどんさいさいさい!

ある朝目がさめたら ソーシャル・ディスタンス

人が人に近づけぬ 奇妙な世界!

2)どんどんさいさい どどさいさい どんどんさいさいさい!

仕事がねぐなる 遊びもねぐなる

祭りもねぐなる クソして寝る!

3)どんどんさいさい どどさいさい どんどんさいさいさい!

光が見えまする 鉄格子の窓から

生まれてすみません 長生きごめん!

4)どんどんさいさい どどさいさい どんどんさいさいさい!

山に咲く花 十七おぼこ

里に移せば 泣いて散る!

泣いて散る!

泣いて散る!

 

 

ほでね節

1)あ~ほでねな!何がホントかウソか?さあ?

空も大地も暴れてる 風に吹かれて動けないよ

信じられない事ばかり まるで俺たちゃ

キョトンとしたハムスターさ

 

2)あ~ほでねな!右も左も 前も後ろも

進むも戻るも 天国ですか?地獄ですか?

信じられない事ばかり まるで俺たちゃ

迷子になったニワトリさ

 

3)あ~ほでねな!何が健康で 何が病気か?

何が戦争で 何が平和か?

めくら騙しで あ~ほんでくてね!

信じられないことばかり 見えない糸で

あやつられている からくり人形

 

今、どんどん変わりゆく時代の中で、私の最後の憧憬!ギリヤーク尼崎!

ギリヤーク尼崎!生では見たことはありませんが、30代の頃、東京時代にたまたまテレビで観て、びっくり仰天、魂震えました。

当時60を過ぎた人が路上でほぼ裸になって、アスファルトにぶつかる様にして踊りまくる姿に、痛々しくて涙が止まりませんでした。

そしてインタビューに答えるしゃべりが、素朴でやさしくて、少しなまってて、ホント素敵な人だと思いました。以来何度もテレビやネットで観てきましたが、いつでも感動と切なさを私にくれました。何か奇をてらったものではなく、正に命そのものを見せてくれました。中途半端な自分が情けなかった。

新宿や渋谷の路上で下手なギターを持って、投げ銭を求めて歌い始めたっけ~中途半端でおわってしまいましたが・・・

ギリヤーク尼崎さんは、今も90歳で、路上でやっているようです。生きていること自体が、みんな痛々しく悲しく、とんでもなくパワフルである事を、思い知らせてくれます。

こんな時代、私の最後の、近くて遠すぎる憧憬です!

追伸 のぼりの旗に、近藤正臣の名前があります

切腹ピストルズ!壮絶に最高!

 

たまたまYouTubeで、各地の盆踊りの動画を見てしみじみしていたところ、なぜかこの動画に出会いました(笑)こんな集団がニューヨーク、タイムズスクエアの路上でパフォーマンスをしてたなんて知らなかったです!

和楽器集団というのはいろいろと、沢山あるとは思いますが、まず衣装がいいです。キレイな和服じゃなくて「野良着」なのがよい。ヒャクショウらしくていいです。野良着に陣笠をかぶれば、似合わない日本人はいない。最も自然でかっこいいです。

切腹ピストルズ!名前にもやられました!かっこよすぎる!私もこんな名前でバンドやりたかったです(笑)

今年は籠もって精進し、鬼滅の刃を研ぐ年としよう!

2020年暮れのよく晴れた日曜日の岩手山

コロナ渦と厳しい寒さの中、2021年は明けましたが、肝腎の音楽活動は出来る状況ではありません。2018~2019と活動して一部で盛り上がったじゃいごたれ楽団も、去年からは活動出来る状況ではなくなりました。今年も先が見えない状況ですので、活動休止と言うことになります。

コロナの終息を心よりお祈り申し上げます。

生きている間にもしまた活動出来るのであれば(気軽にライブ演やれると言う意味)、まあこのコロナ渦の間に、昔の南部民謡を、我が人生を変えてくれたロックンロールやブルースを、もう一度練習して自分なりに極めたいです。そして古新しい、下手上手いフォークミュージックを創って、いつの日か回りのみんなと交流したいです。

今は何を言っても空しくなるので、ただ今黙って食って寝て、働けることを働くだけですね~時代は変わる♪~のか?な?わかりません!全く!でも「歌」はここにある。きっとここのどこか、我が身の中にあるだろう!

西から流れる川面を見つめて

「ふ・た・り・の・り」の中で、自分としてはよく録れたと思う曲です!曲自体はヴァンモリソン風の歌として、東京時代にちょっと違う形で演っていたのを思い出して、新しく詞をつけました。シンプルに、今の思いを綴りました。

思い起こせば22~3歳の頃、友達に勧められて映画「フラッシュダンス」を見ました。主人公が肉体労働のあと倉庫で毎日一人、ダンスの練習に励むのを見て、私も一念発起毎晩家の倉庫で、歌の練習をした時期がありました。エリックバードン、ヴァンモリソン、オーティスレディングなど・・・。その後意を決して東京に行ったのですが、木造安アパート住まいだったので全く声を出せなくなってしまいました。その後20年間、大音量のバンド練習以外、ボーカルの練習などと言うものはしていませんでした。

その後盛岡に帰ってきて、ギターをもって弾き語りをやろうとしましたが、家だとなか なか集中して全開では歌えません。そこで車の中で歌ったり、山や川べりに行って歌うことにしました。 そこが前潟の雫石川べりです。

高橋竹山が裏山にゴザと三味線を持って行き、鳥の声を聴きながら練習したように、ソニーロリンズがニューヨークのウィリアムズバーグ橋の下で、人知れず練習したように、初代西川岩月が夕顔瀬橋の下で、川の音に負けじと江差追分を歌ってたように私も、雫石川べりで歌うのです!

ふ・た・り・の・り 解説 メソポタミアブギの巻

「ふ・た・り・の・り」の一曲目メソポタミアブギは、今回一番聞かせたい曲であり、歌と演奏とも一番気に入っている曲です!小野君のリコーダーで一気に決まった!という感じです。民謡調なのに何とも無国籍、そして私のような運動会の鼓笛隊世代としてリコーダーは、どんな楽器よりもノスタルジックに響きます。

思い起こせば40年前、高校生の時、青島(チンタオ)というバンドでやっていたオリジナルで、元々ははロックンロールナンバーです。当時は随分と皆に受けました!IBCラジオでもよくかけてもらいましたし、解散コンサートでは親衛隊の暴走族のみんなが大合唱してくれたのは、いい思い出です!

当時はおふざけ半分だったのですが、40年の時を超えてリメイクして改めて聞いてみると、この曲は、スケールがデカ過ぎてクラクラします(笑)

さんさ太鼓を入れて演奏するためにこのようなリズムにしたのですが、独特のグルーブが生まれてしまいました!十代の頃の、遥か遠い所への憧れとロックンロール!そして還暦を前にさんさビートへの回帰、あこすちくな、じゃいごたれ楽団としての小野牧夫氏のリコーダーが、偶然の一致として、爆発芸術しました!